３月３１日（晴れ）

熊本から高千穂へ移動。自家用車だと2時間くらいの道程ですが、路線バスだと寄り道が多いので、たっぷり3時間かかります。九州山地のど真ん中を目指す訳ですから、沢山の峠やトンネルや橋を超えて行きます。辺鄙なところだな、と毎回うんざりするのですが、同じバスに乗っていた白人の観光客グループには、秘境に向かう高揚感が感じられていたことでしょう。

お昼過ぎに到着して、お墓参りや親戚巡りなど。ここで不思議なバス会社(下記URL)を紹介してもらいました。会費4000円を払えば、1年間「博多ー高千穂」など九州の各地と博多を結ぶバスに乗り放題なんだそうです。4000円というと、今まで乗っていたバスの片道の値段よりちょっと高い程度です。

Twitterの情報（恐らく公式）によると、現時点の会員が約34000人なので、集めた会費は1億3600万円くらい。6つの路線 x 3人の運転手、7つの拠点 x 2人の事務員、とすると最低限の人員は32人。ギリギリの人数で、年間の一人当たり費用を300万に抑えたとしても、ここで既に1億は消えてしまう計算です。残り4000万弱で、車両費、燃料費、バス停や事務局を設置するための地代家賃なんて到底捻出できないはずです。どういうカラクリなんでしょうか？