閉じ切った質問
世間はお盆休みですが、我が社は通常業務、のつもりだったのですが、次女がお腹を壊して調子が悪く、結局、休日進行です。一緒に朝寝、昼寝をしたお陰で、週末の疲労がとれました。集中が必要なコーディングは全てペンディングして、部屋やPCの掃除(=ファイルの整頓)など。
コミュニケーション論の中で相手に対する問いかけを「閉じた質問」「開いた質問」と分類することがあります。「はい・いいえ」などの選択肢から答えが選べるものが「閉じた質問」で、「あなたはどう感じるか?」などのように回答者の自由な発言を促すものが「開いた質問」です。しかし、(明示的あるいは暗示的な)上下関係が存在する場面では、もう一種類の問いかけがあります。ドラゴンクエスト世代ならピンと来ると思いますが、一方の正解を選ぶまで延々とループする、或は間違えるとペナルティが課されるタイプの質問です。
長老:「おぬしが世界を救ってくれるのか?」
勇者:「いいえ」
長老:「ん?よく聞こえなかったな。もう一度聞こう。」
長老:「おぬしが世界を救ってくれるのか?」
勇者:「いいえ」
長老:「ん?…(以下、無限ループ)」
:
大魔王:「お前に世界の半分をやろう。仲間にならないか?」
勇者:「はい」
:(ゲームオーバー)
ついつい子供に対して「今日はどこに行こう?」なんて気軽に質問をするんですが、実は既に選択肢はほとんど無くて、結局大人が想定していた所に答えを誘導しちゃうことがあります。何にも相談せずに決めるのも変ですし、かといって子供の要求を全部受け入れる訳にもいきませんし、こういうバランス感覚って難しいですね、というお話でした(妙に長くなってしまいました…)。
長女が保育園から帰ってきて、再び妻の実家へ。手巻き寿司を頂きました。食後は、長女と約束していたお化け屋敷作り。プラスチックのトレイやゴミ袋に画用紙で作った顔や手をくっつける簡素なものですが、もの作りってやっぱり楽しいですね。
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