8月23日(晴れ)

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仕様書とは

少しずつ夜明けが遅くなってきているような気がします。でも中々涼しくならないなぁ…。今日もじっくり自宅で作業。かなり長い間ペンディングされていたプロジェクトSがようやく少し前進し、それから現在Appleのレビュー待ちのプロジェクトAも次期リリースに向けた修正を少し。合間に読書を少しと、お昼過ぎには市立図書館に出掛けて雑誌を数冊仕入れてきました。

このサイトの前身「Gallery LumberMill」で一番人気だった「基本仕様書の書き方」というページが、現在も引き継がれて置いてあります。会社に人が増え始めた頃に、誰が書いても同じような体裁になるようにしたいと思って作ったのですが、今は従業員が居ないので無用となってしまいました。

そもそも仕様書(設計書)って何のために作るのでしょう?大きな建築物のように、沢山の人間が同時に分担して作業を進める場合には、それぞれが上手くかみ合うように結合部分の仕組みなどを予め決めておかないと効率が悪くなってしまいます。また長期間に渡ってメンテナンスされるものであれば、補修箇所を探す際の手掛かりとして役に立つでしょう。「地図」に例えると分かりやすいかもしれません。ある街(システム)の大きさであったり、主な施設(機能)がどのような位置に存在しているのか、というような事柄を実際に歩き回るよりも遥かに効率的に知る事ができます。しかし、実際に現地に足を運ばないと得られない情報は必ず存在しますし、地図(仕様書)と現実(ソースコード)が100%一致している保証もありません。通行止めや渋滞(予期せぬ不具合)が発生している可能性もあります。

「仕様書=人間が読むもの」「ソースコード=プログラマとコンピュータが読むもの」と位置づけて、仕様書とソースコードが等価変換可能だと勘違いしてしまうと、仕様もプログラムも良いものは出来ないように思います。


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