９月２８日（晴れ）

食洗機の腕前

週の後半、金曜日。今日も二人です。冷蔵庫の中の食べ物が中々減りませんが、なんとかロスを最小限にしようと試行錯誤しています。午前中と夕方に二回面会へ。機嫌が悪いことは多いものの（ベッドから出れないから当然かも）かなり元気を取り戻していて、やっぱり世話が大変そうです。

冷蔵庫の管理は、在庫調整や資源配分のマネジメントに例えることができますが、食洗機も同様に、資材配備の問題の縮小版として見ることができるかもしれません。食洗機というのは全自動ではあるものの、最初の食器の配置で仕上がりに顕著な差がでます。例えば、軽いプラスチックのコップを無造作に置いておくと、水流で飛ばされておかしな位置に反転してしまうことがあります。そうすると洗浄途中の汚い水が中に溜まったままになってしまい、乾燥ができません。スプーンなどを定位置に置かなかった場合も、同様に水流で飛ばされて、水を出すプロペラの回転を止めてしまうことがあります。こうなると、もう全部汚いままです。軽い食器は大きな食器を被せる、或いは挟むようにするとか、スプーンが落ちそうな隙間には別の食器が被るように配置するなど、工夫が必要になります。変な例でしたが、一般に、「洗練された動作」というものは一見しても違いがないように見えますが、こうしたリスク回避が随所に施されているように思います。