１０月１８日（曇り時々雨）

タイトルを抽出する

大阪出張です。岡山も大阪も雨は上がっていますが、雲がかかっていて、地面も濡れています。時折小雨が降っているようです。

今日も午前中は、いつものリストラクチャリング。例によって日本語の文字コード絡みの問題を一つ一つ解決してゆきます。Macの歴史は知りませんが、LinuxがEUCからUTF8になり、Windowsの存在感が薄くなったことで、エンコードといえば大体UTF8、という感じで統一感が出てきたように思います。まあそれでも、こうして過去の資産を触る際には問題になる訳ではありますが…。

午後はユーザインタフェース会議。言葉を尽くす、図や写真で補足する、ということも勿論大事ですが、やっぱり一番は見出し（ボタンならラベル）です。限られたスペースから冗長性を排し、かつ、他の見出しとの協調性を持たせ、いかに誤解なく伝えられるか、これが最も大事な事だと思います。小説家の森博嗣氏が、作品の構想を練る際、そのタイトルに最もウェイトを置いていて、「タイトルさえ決まれば、あとは自然に書ける」というような旨のことをどこかに書かれていました（出典不詳）。少ない文字数に絞り込むことで失われるディティールは確かにありますが、その僅かな文字を絞り出すために生まれて来た数々の発想を再び拾い集めるというプロセスを経る事で、質の高いコンテンツが生まれるのかもしれません。