10月27日(晴れ)

トップ > 日誌 > 10月27日(晴れ)

ふれあいデー

今日は保育園のイベントの日です。近くの野菜直売所へ野菜を仕入れてから保育園へ。子どもを預けることをすっかり忘れて販売の段取りばっかり考えていました。お手伝いスタッフの欠席なども相次ぎ、なんだかんだでバタバタしているうちにイベントスタート。

拙くも小売業向けのシステムを作っている身としては、本物の店舗ではありませんが、実に面白く興味深い体験が出来たような気がします。売価を下げると売上が伸びる、気温が下がると(上がると)売上が伸びる(落ちる)商品がある、などなど、教科書に書いてありそうな知識を多少は持っていたのですが、まさにそれを目の当たりにししました。値札に産地表示を書き足したら売れ始めたり(ニンニク)、置き場所を変えたら売れ始めたり。また、(これは予想通りですが)葉ものでは1つだけ当日朝に仕入れたホウレン草の売れ行きが一番でした。机の上で数字を追っかけていては見えてこない事象が沢山見つかります。

かといって私は「現場主義」の人間ではありません。セオリーとして確立していない事象はあくまで例外であって、これらの例外を無視できるほど十分な企業規模を持たないと、このような薄利多売の業態はどこかで疲弊すると考えています。「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」と、ある刑事が叫んでから早15年(1997公開の映画です)。この間に、会議室から現場を把握するためのツールは驚くべきスピードで充実してきています。今までは横一列に統制する他なかった現場を、より柔軟に管理できるようになってゆく(なっている?)はずです。


日誌一覧へ