1月19日(晴れ)

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DNA=プログラム

午前中にK社の緊急対応が一件。今日は新大阪に出勤です。まずはコーディングの続きと、システムの実験に必要な写真の撮影など。午後からは、今後の方針について打ち合わせ。また宿題がどっさり、という感じですが、ここは間違いなく未踏の領域だろう、という感触も僅かずつ得られるようになってきました。難しい、と言われた問題がひょっとしたら解けるかもしれないという予感は、釣りをしている時に、糸の先の浮きがクックッと揺れた時に似ています。たまたま水流の関係で、そう動いただけかもしれませんが、下で大魚が餌を弄んでいる可能性もあります。

話題は変わって、以下、某大学教授のお話を伺って連想した話です。遺伝子の研究が生命探求のトップダウンのアプローチだとすれば、インターネットの研究は同命題のボトムアップアプローチと成りうるのでは?

DNA=プログラムと考えると、現在のインターネットは原始生命の世界にそっくりです。最初は一台単位で活躍していたサーバ(細胞)が今は十数万台単位で一つの強調動作をしますし(GoogleやAmazon)、その一台に突然変異的に発生した不具合が一夜にして大増殖し、システムをダウンさせてしまうこともあります(癌)。ウィルスという名前なんかもう全く同じとしか思えません(どちらもプログラムだけ持って、他者のサーバ(細胞)に取り憑き増殖します)。ヒトとマウスの90%の遺伝子が一緒というのも頷けます。Google,Amazon,Appleといった企業が世界中に展開しているOSのコア部分は、今やほぼ同一(のはず)です。Microsoftでさえ、もう随分似通ってきているのではと推測されます。残りの10%で多様性を作り出している訳です。


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