夢判断
自分のお葬式の夢を見ていたような気がします。横になっている自分の向こう側に、お坊さんらしき人が座り、その後ろに俯いた黒装束の人たち。恐怖とか悲壮感は全く無くて、ああ、やっと自分の番かぁ…という安堵感だけがそこにありました。ただ昼下がりにソファの上で微睡んでいるような、そんな心持ちだったのですが、ふいに誰かが自分を起こしに来ました。そんなとこに寝てちゃ駄目でしょ!と言ったのか何と言ったのか、そして、それが誰だったのか、どうしても思い出せないのですが、はっと我に返って、そっか、起きなきゃいけないんだ、と思ったところで本当に目が覚めました。
そういえば一昨年の今頃は「歯が抜ける」夢を何度も見ていたような記憶があります(これに触発され夢に関する心理学の本を図書館から借りてきた記録があります)。意識とは、単層ではなく幾つもの経験と考察とが、無自覚に混ざり合い、結果として一見不思議な夢、あるいは虫の知らせ、とでも言うべき知覚として発現します。河合隼雄氏によると「夢の意味」を理解するまでは、当人はその夢を何度も見ることになるのだそうです。今回の葬式の夢は「生まれ変わり」の暗示だと思いたいところです。
と、濃ゆーい目覚めを体験したせいで、少し寝坊(ここまでは只の言い訳だったのか!)。今日は午前中から新大阪でミーティングです。昨日何とか形に出来た成果物の反応は上々。これを以て、新しい未踏の分野に切り込みます!夕方まで打ち合わせをしてから、今日はちょっと遠くの茨木のゴルフ練習場へ。コーチのアドバイスでちょっとフォームを修正したら、先日のラウンドでボロボロだったアプローチが急に当たり出しました。うーん、見える人には見えるんですねぇ…。
人間にとって可能なことは、自分にとって「これだ」と思うことに全存在を賭けてコミットすると同時に、その選択に伴って失うものー選択に伴う影の側面ーについて十分意識することではなかろうか。
明恵夢を生きる - 河合隼雄
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