再会・同窓会
伊丹空港から東京までフライト。有楽町まで移動して叔父、叔母と合流。和食のお昼ご飯を頂きながら、近況報告など。この叔父は、当時中学生だった自分に「パソコン」というものを教えてくれた人です。東京から最新の雑誌や書籍を集めて、宮崎の田舎まで何度も送ってくれました。当時、(当然)インターネットも無ければ、専門書を扱うような規模の書店もない田舎暮らしだった自分にとっては、まさにカルチャーショックで、全ての本を何度も読み返したのを覚えています。
高校では一旦離れたものの、大学では情報系の学科に進み、卒業して間もなく事業を始め、そのまま現在に至る、という感じです。久しぶりに原点から見直してみると、意外に一直線に生きてきてるんだなぁ、としみじみ。
叔父と叔母と別れ、ホテルで一休みしたあとは、再び銀座へ出かけます。高校時代の同窓会へ。これも去年の自分だったら「(子守りで)家を空けられないから」と言って断っていたような気がします。顔を合わせるのは卒業以来、という人たちとも再会できました。それぞれ責任のありそうな役職に就いていたり、家族が居たり…時の流れを感じます。
一次会、二次会、三次会…と段々と人が減ってゆき、時刻は既にもう深夜、休憩中のタクシーのハザードランプ以外に動くものが無い新橋の高層ビルの狭間を一人歩いているときに、一瞬、走馬灯のようなものが見えたような気がします。今日、再会した人たちとも、また暫く会えないのか、と今さら郷愁に襲われ、しかし、今ここで再認識した孤独という自由を、その価値を、忘れないように、もう暫く生きてみようと、真っ暗な空に一人呟き。
今日出会えた人たちに感謝。
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