5月31日(晴れ)

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高千穂最終日

今日も早起き。メールの返信を片付けたり、フレームワークのコードを修正したり。日が昇りきったところで、散歩を兼ねて、お墓や神社をお参りして回ります。子供の時に住んでいた時は、当たり前の景色だと思っていましたが、今こうして大人の目で地元を見ると、世界中から観光客が集まる理由が何となく理解できます。

人が人から何かを学ぼうとする時、その相手の知識や経験の多寡、人間性、果ては宗教や言葉などは、副次的なものだと考えています。極端な例を言えば、「なぜ、この人は常に偉そうに振る舞うのか?」「なぜ、こんな些細なことを恐れるのか」「なぜ、こんなに礼儀を知らないのか」という問いからすら、自分にとっての学びは得られます。勿論、生身の人間はこんなにシンプルでは無く、もっと複雑です。だから尚更、「あいつとは付き合う価値がない」なんて断じることは簡単には出来ません。ただし、ある一人の人間にだけ傾倒することは、他の人間からの学びの機会を奪われている、ということにも自覚が必要です。そして時には、静かな空間で独り、自分自身の声から学びを得ることも重要です。

午後はバスと新幹線で大阪に戻ります。車窓の景色に段々と帳(とばり)が降り、岡山を通過する頃には、街灯やビルに明かりが灯っています。この明かりのどこかで笑う子どもたちの声が、一瞬、聞こえたような気がしました。天国に昇る祖父も、こんな風に子供、孫、ひ孫たちの笑い声を聞いているのかもしれません。


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