6月1日(曇り)

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大阪の週末

少し遅めの起床。久しぶりにランニングの格好をして緑地公園へ出かけます。疲れが溜まっている感じがあったので、無理はしないように気をつけながら、ゆっくりと公園を半周しました。誰も居ないとサボりたくなったり、ランナーが増えてくると、つい見栄を張ってペースを上げてみたくなったり、と、心の根っこはまだまだ子供です。

午前中には細々とした事務作業と部屋の片付けなど。実は、フィリピンに出国する直前に新しい本棚が届いて、その組み立て途中のままだったので、かなり混沌としていました。やっと人心地着いた…という感じです。軽く昼寝をしてから、午後は北の方へサイクリング。図書館で金原ひとみの短篇集を借りて来ました。

あっという間に6月が始まって、先週まで別の国に居たんだという現実感が少しずつ遠ざかっています。大阪での暮らしは快適そのもので、幸いにして仕事も今のところ順調に入って来ています。日本は安全な国なんだ、という大きな安心感もあります。しかし、この最も恵まれた状態に居る時にだけ、ふと湧き上がる、虚無感、喪失感、そして寂しさ。これまでの自分は、どちらかというとこの感情は甘えの発露だと認識していた向きがありますが、寂しい、と感じる自分に素直に向き合うことが前に進む原動力になるのだな、と最近は思うようになってきています。あと一週間!


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