祇園:宵々山
また少し寝坊。朝の運動をサボってしまいました。まぁ連休ということで…。英会話のレッスンを一コマこなして、あとはA社の課題に着手します。やっとビルドが出来るようになったので、新しい実験設備用のパラメタ設定に対応するなど、いくらか前進させることが出来ました。土曜日には終わってる予定のところだったのに。連休返せ!と言いたい(誰に?)。
少し仮眠をとってから、3時前に新大阪の事務所へ。簡単な進捗報告をして、今日は、なんと京都へ出かけます。人生初の祇園祭体験です。最初に駅の近くでお蕎麦と鱧寿司、湯葉を頂いてから山鉾巡りに出発です。まだ日が残っていて明るい時間だったので人通りも少なく、また雨上がりではあったものの、ほどよく涼しい風が吹いていて、気持ちのよいスタートでした。しかし、辺りも暗くなって来る頃から人通りが増え始め、もう何かを眺める余裕などもなく、ただただ人の波に押されて進むだけという状況になります。
京都の純和風な雰囲気を想像していたのですが、山鉾の周囲を飾る布は実はトルコの絨毯であったりと、実はとてもオリエンタルなお祭りでした。しかし、よく考えたら「純和風」なんて定義自体、そもそも不可能です。宇宙の起源まで遡って考えない限り、あらゆる形状、色彩は既にある何かと何かの組み合わせ、或いは除去からしか生まれ得ません。混ざり合って、或いは分裂して、あらゆる新しいものが生まれます。その過程として唯一必要なのは「移動」です。神聖な物体である山鉾や山車を、そこに鎮座させず、あえて危険を冒し、大変な労力を注ぎ込み「移動」させる儀式には、そんな意味が込められているのかなぁ、とか人混みに揉まれながら考えていました。
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