１１月２４日（晴れ）

休む方法

「休むことに注力する」というと一見矛盾していますが、実はとても大事なことなのかもしれません。今朝は腰痛も鼻炎も完全に収束しています。あらゆる分野の先達が共通して教えてくれるのは、力を入れて加速する瞬間よりも、力を抜いて振り切る、或いは、止める所作の方が何倍も難しいということです。セルフコントロールについても同じ事が言えそうです。ついつい、いかに集中するか、という点にばかり気が向いてしまいますが、本当に重要なのは「離脱」の瞬間です。「あやまちすな、こころしておりよ」と言ったのは誰でしたっけ…（検索する気も無し）。

具体的なアドバイスとして役に立っているのが、「寝なければ、寝なければ」という強迫観念を捨てる方法です。小学校の頃の何かの合宿で先生が教えてくれたのが最初だったと思いますが、村上龍も小説の中で同じ事を書いています。「眠らなくても、横になって目を閉じているだけで、体は休まっているんだ」と自分に言い聞かせるだけ、というシンプルなものです。