日本1日目
すやすやと眠る子どもの顔を間近で見られるのは今日が最後。かけがえのないもの、という言葉の意味が痛い程に理解出来ます。どうしてこんなにも早く別れを決心しなければならなかったのかと、何度自分の運命を呪おうと思ったことか。しかし、その度にそれを思い留まることが出来る素晴らしい出会いがあったこともまた真実。
長く生きていれば、必ず大切な人との別れは訪れるし、何かしらの傷を受けることもあるでしょう。自分の場合、それが人よりも少し早めで少し形が違っているだけのこと。娘たちにさよなら、と手を振った後はいつもアンニュイでセンチメンタルな気分になります。でも、それは次の夜明けを待つ間だけのほんの少しのこと。明日からも生きなければ。
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