5月2日(晴れ)

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うさぎドロップ

読了しました。ええと、今日は朝から銀行に出かけて、月初の事務処理を済ませて、メールで届いた依頼をこなして、、と自宅で作業してはいるんですが、借りてたコミックの返却期限が迫っているという理由で、合間にかなり漫画を呼んでいます(自白)。

久しぶりに、読み易くて感動できる漫画に出会ったような気がします。登場人物が素敵過ぎる…。何故だかジブリの「コクリコ坂」を思い出して、宮崎駿が「今の時代に、男の子を主人公にした物語は描けない」というようなことを何かのインタビューで語っていたことを思い出しました。ダイキチやコウキも十分に魅力的なキャラなんだけれど、それは主人公のリンが居るからこそであって、彼らが主人公になると物語が見えて来なくなるような気がするんです。

これって何なのかなぁ、って常々考えていたんですが、出産や育児を含めた人生の行き先を決定する1シーンとして女性が男性を選ぶ瞬間というのは、まさにDNAを選択する刹那であり、とてもシリアスに描き易く、逆に、男性が女性を選ぶシーンというのは、どこまで言葉や行動を尽くしても、実体が伴って見え辛い、という点が大きくあるような気がします。「生きる」こと自体が困難な時代や状況に於いては、男性がその体力と知力を尽くして活路を見出すというストーリーが成立しますが、「生きる」だけならば、数多の選択肢がある時代背景の中では、そういう設定にはどうしても不自然さが伴います。うーん、何が言いたいのか分かんなくなってきました。とにかく色んなことにハッとさせられたり、頷かされたりする、よい作品でした。


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