高千穂 day6
まだまだ雨が降り続きます。今日は博多・岡山を経由して大阪まで一気に帰ります。あっという間の6日間、子どもの、これなんで?あれがしたい!に付き合い続けてもうヘロヘロです。最後のお別れはちょっと寂しかったですが、また明日からお互い頑張らないと。
エピソードを一つ。帰省した次の日に実家の父(子どもから見たら祖父)が、カブトムシの入った虫かごを見せてくれました。うちの近くに飛んで来たんだ、と説明していて、長女は早速それに触発されたのか、家のすぐ外の草むらでカマキリを捕まえて来ました(すごい!)。そして父に「虫かご(もう一つ)なぁい?」と尋ねたところ「かわいそうなことをするな!」と一喝。…うーん。こういう体験が積もり積もって、自分も早いうちに大人不信になった気がします。…カマキリだめってどゆこと?給餌可能性の問題か?しかし、餌さえあげれば行動の自由を奪うことに罪はないのでしょうか?
カブトムシなら飼っても良くて、カマキリは可哀想、という議論は鯨食の問題にも展開できそうです。ウシは食べて良いけど、クジラを食べるのは可哀想。理屈で色んなことは言えますが、結局のところ、個人の持つ思想・文化的な直感に起因した結論ありきなんですよね。どちらの結論が正義となるかは複雑なパワーバランスによってのみ決まる訳です。誤解を恐れずシンプルに言うと、戦争をしない国でも軍隊が必要なのはそういう道理か…なんてことも類推出来ますし、世界は教科書に書いてあるほど理路整然とは構成されていないようだ、と思い至ります。…小学一年生にここまで考察しろと?
子どもにはもっと色んな世界を知ってもらいたいですね…とついつい人任せにしちゃいそうですが、自分にだって自覚症状のない偏見や無知がまだまだ沢山あるはずです。子ども相手に説教する時間なんか無い、と言い切っちゃうくらい世界を知ることに熱心な自分であり続けなければ、と思います。
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