9月12日(晴れ)

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日本の精神文化

引き続き、A社とK社向けのコーディングの作業。一段落したところで、今日は自転車で2駅先の図書館までサイクリング。かなり久しぶりのBD-1(折りたたみ自転車)です。あちこち錆びてますので、メンテが必要そうです。夕方からはペン習字と英会話。ちょっと色々手を出し過ぎ?な感じもしますが、今までの経験から、システムの設計や実装の方針を決定する頭脳労働で、成果を出せるのはせいぜい一日2,3時間分です。毎日10時間はPCに向かっています、 と偉そうに喋っていても、集中して何か作れているのは、やっぱりそれくらいが限度で、あとは何をやっているかというと結局ダラダラとネットサーフィンをしたり、関係ないチャットをしていたり、ということが多いんですね。つまり、PCに向かう時間を減らしても、それほど生産性に変化は無く、長期的に見れば体調の維持やスキルアップの面で有利、という判断です。

ちょっと別の話題。今、某所で起こっているちょっとしたトラブル(いざこざ)を観察できる立場にいます。同時に、外国人や海外からの帰国者の話も飲み会の席でよく聞くのですが、それらの出来事を相互に見比べると、その温度差に愕然とします。世界的に見たら奇跡とも言えるような平和が、日本で長く続いていることの証左でもあるのですが、その裏で何か重要なことを見落とし続けているような漠然とした危機感も覚えます。

被害を受けた側が救助や補償より加害者の謝罪を優先する精神文化は外部からの侵略や内部の住民移動や価値観の転換がほとんどない閉じられた共同体のみに見られる。
歌うクジラ - 村上龍

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