１０月１１日（晴れ）

All you need is kill

豊田の妹夫婦の家で目覚めて、だらだらと漫画を読みながら午前中を過ごして、四日市に移動。叔父と久しぶりに再開して昼食を御馳走になって、それからまた名古屋に移動して大学時代の先輩・後輩たちと飲み会。丸一日デジャヴュ、みたいな体験でした。突然の訪問を歓迎してくれた人たち、たった一日の休日を使ってついてきてくれた妻に感謝。

Sky crawlerを読んだ（観た）時にも似たような不思議な感覚に囚われたのを覚えています。今朝、なんとなく手に取って読んだ漫画（all you need is kill)が印象に残っています。任務に失敗して殺されると、時間がリセットされ、その前日に戻ってしまうというテレビゲームのような設定の世界が部隊なのですけれど、これってあながちファンタジーの世界とも言い切れない真実味を含んでいるな、と感じました。我々の一日も、前日と比べると、大した違いはないのですが、その一日だけ切り出しても測定しきれないような微細な積み重ねが、いつか運命を大きく変えることがあり得ます。そして、それが常に100%自分の望んだ方向に向くとは限らないこともまた真実。しかし、変化を起こそうと前に進まない限り、やはり出口は見つかりません。

この10年で確実に多くの事が変化しています。自分も歳を重ねました。ただ、怠惰は後悔に値しますが、他のあらゆる失敗は今の自分の礎になっているのだと、確信できます。これからもそう思える人生を刻みたいものです。