読書の記録『もえない』

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読書の記録


もえない

森博嗣, , 2011-04-08, ***--

いったい、前進って何だろう?何が停滞しているのだろうか。
自分が、ぼんやりしている、ということについて考えていた。他人に気づかれるほどぼんやりしているとは思っていなかった。考えることが多いのは確かだ。だから、つい外側のサービスを休んでしまうのではないか。
人間って、そんなふうにできているのだ。どんなに悲惨なことがあっても生きていけるように、精神が鈍感にデザインされているのだ。
「結局、残るのは、名前だけってことだよ」僕は言う。「人間が死んでも、名前は残る」