読書の記録『多重人格』

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読書の記録


多重人格

和田秀樹, , 2013-08-17, ***--

一つは、人間の心は誰でも多かれ少なかれ二重性を持つというモデルであり、もう一つはは人間の心は、多くの下位人格の集合体なのだという多重心性のモデルである。要するに多重人格はその極端な表現なのだと考えることで、人間の心のモデルが作られたわけだ。
超自我: 親から植え付けられた道徳観や価値観 エス: 生れついてのギラギラした欲動
フロイトは「自我とエス」という論文の中で、精神分析の目標は、無意識を意識にすることではなくて、自我という心の中の大人の部分をしっかりさせ、超自我とエスをコントロール出来るようにすることだというモデルを打ち立てる。