読書の記録『最強のファイナンス理論』

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読書の記録


最強のファイナンス理論

真壁昭夫, , 2005-08-05, ***--

ヒューリスティック(直感的推論)=「値段が高いから良いもの」という風に、直感的なひらめきによって、ある推論を完成させてしまうこと。
従来の伝統的ファイナンス理論が、合理的な投資家と理想的な市場を想定してきたのに対し、「行動ファイナンス理論」とは、「投資家は必ずしも合理的ではなく、心理的な要因によって左右されてしまう」という前提のもとで理論・実証を積み重ねていくものである
エルスバーグの壷(曖昧性の効果)=人間は、曖昧性が高くなるとそれを避けようとする効果が働くため、誤った判断をすることが多くなると言われている。
初頭効果=一つは、一般に後に述べられたことよりも、最初に述べられた特質のほうが、認識や評価の過程において大きな影響力を持つ傾向があるということだ。もう一つは、与えられる情報量が増加すると、情報に対する集中力が減少して、後からの情報に大きな注意が払われないことだ。
代表性=人が物事を考えるときに、すでに持っている特定の典型的なパターンがあり、そのパターンに沿うように記憶している一種の傾向があることを指す。
プロスペクト理論=「人は利益を早く確定したがる一方、損失は放置しがちになる」