読書の記録『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?』

トップ > 読書 > 読書の記録『なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?』

読書の記録


なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?

スコット・ベドベリ,土屋京子訳, , 2004-07-06, ***--

インテルもナイキも顧客を満足させ、次に何が来るのか期待させながら、常に自己刷新と自己改革を続けて世界の最強ブランドになった。それは、永遠に同じでいて永遠に新しい、ということだ。
パブロフが条件反射の実験で音叉の音を聞かせたときに犬たちが感じた快感(そして唾液の分泌によって示されたエサに対する期待)こそ、効果的なブランディングが人間の脳に及ぼす心理的プロセスに最も近い類型だと思う。
CEOがいかに周到に用意された絢爛たる声明を読み上げようとも、廊下の立ち話やインターネットのチャットルームで顧客がぶちまけた嘲笑的なコメントによってブランドは定義されてしまう。
汝自身を知れ。大きくするのは、それからだ。
真実を語ることの最大の利点は何を言おうか考えずにすむことだ、- マーク・トウェイン
学校が児童にものごとを白と黒、正と誤で見るように教育して10歳までにすっかり想像力を殺してしまう、
ブランドは、最高の商品によって定義されると同時に、最低の商品によっても定義される。