読書の記録『100人の森博嗣』

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読書の記録


100人の森博嗣

森博嗣, , 2013-01-02, *****

まったく、世の中には凄い人がいるものである。凄い個人がいて、凄い文化は生まれるのだ。
(マスコミは)とにかく、あらゆることが社会や政治のせいだ、そちら方面へ石を投げておけば安心できる、それが問題意識だ、と言わんばかり。
子供に習い事をさせる余裕があるなら、親が習い事をすれば良い。学校の先生は、生徒なんか放っておいて、研究に打ち込んでいれば良い。子供たちは、そういった一生懸命の大人を見て憧れる。それが大人の力を示すという意味であり、教育という行為がもし本当に成立するものならば、このシステム以外に活路はないだろう。
問題の解決には、人の助けが借りられる、機械の力も利用できる。しかし、どこに問題があるのかを考えることができるのは、個人の頭脳だけ。博士とは、つまり、その能力に与えられる称号といえる。