読書の記録『つぶやきのクリーム』

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読書の記録


つぶやきのクリーム

森博嗣, , 2012-09-19, *****

何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである。
田舎の良さはたしかにあるが、今のところ悪さの方が大きいから、田舎のままなのだ。
(選挙カーで)ただ単に声を張り上げて名前を連呼しても、そういう「音」を聞いてなんとなく投票してしまう人が今でもいるだろう。はっきり言って馬鹿である。そういう馬鹿な人たちから票を集めてでも当選したい政治家も馬鹿である。
目的は勝つことだ。勝つためにチームワークが必要なのであって、チームワークがスポーツの目的ではない。
若者は、早く税金を上げてほしいと何故主張しないのか。今上げれば、金持ちの老人たちが沢山の税金を納めてくれる。
「何故二番ではいけないのか?」と問われ、冷静に理由を答えられないようなら、やめてしまえば良いだけの話である。
自分の能力を知るには、やはり一度は限界を経験しなければならない。また、日頃から困難さと必要時間の関係を大まかに把握していなければならない。
「しなければならないのはわかっているんだけれど」それでもなかなかできない。何故か。それは、「しないでも良い」と思っている気持ちがあるためだ。