読書の記録『考えない練習』

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読書の記録


考えない練習

小池龍之介, , 2011-05-10, ***--

新たな刺激を心に与えるために、思考はネガティブな方向へと暴走してゆくようにプログラムされているのです。
「聞こえている」を「聞く」に変え、「見えている」を「見る」に変えるように五感を研ぎ澄ます練習をしていきますと、一見つまらなそうものにも充実を感じてきます。
「できない自分」を自分が認めたくないという「慢」の欲。
たとえば、人の話を聞いている相手がつまらなそうな顔をしていたら、つい、「ああ、この人は自分のせいで、つまらない思いをしている」と思ってしまいがちです。しかし、それは常に自分の評価を気にする「慢」の煩悩なのです。
1.最初に計画をじっくり立てる 2.それを貫徹しないと、あとで嫌な思いをすることを、あらかじめ自覚しておく 3.それを邪魔するようなものは見ない訓練をする
これまでものが増えるほうが安心すると思い込んでいたのがまったく間違いで、実は減らしたことでとても心がすっきりしたり、安心したり、安定したり、自分の心の中が見渡しやすくなったりするのです。