読書の記録『ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記』

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読書の記録


ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記

小林和彦, , 2013-02-09, ***--

羊水のなかで何不自由なく幸せだったのに、突然訳の分からない外界に放り出されて、怖くて怖くてただ泣き叫ぶしかなかったあの時だ。人は生まれる時に、生涯最も恐ろしい体験をしているので、「死」も含めて大抵の恐怖には耐えられるのかもしれない。
熱いメッセージは冷静に語れ!自分が感情的になってしまっては、伝わるものも伝わらない。
現実と妄想の区別がつかなくなったら、社会生活は営めなくなるだろうが、殺人を犯した者と、おとなしく精神科に入院した者をごっちゃにされてはたまらない。