読書の記録『海辺のカフカ 上』

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読書の記録


海辺のカフカ 上

村上春樹, , 2004-08-27, ***--

「昔の世界は男と女ではなく、男男と男女と女女によって成立していた。つまり今の二人分の素材でひとりの人間ができていたんだ。それでみんな満足して、こともなく暮らしていた。ところが神様が刃物を使って全員を半分に割ってしまった。きれいにまっぷたつに。その結果、世の中は男と女だけになり、人々はあるべき残りの半身をもとめて、右往左往しながら人生を送るようになった」
全ては想像力の問題なのだ。In dreams begin the responsibilities
「しかし孤独にもいろんな種類の孤独がある。そこにあるのは、君が予想もしていないような種類のものかもしれない」
「目を閉じちゃいけない。目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。」
「想像力を欠いた狭量さ、非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直したシステム。僕にとってほんとうに怖いのはそういうものだ。」
仮説に対する反証のないところに、科学の発展はない
「愛というのは世界を再構築することだから、そこではどんなことだって起こりうるんだ」