読書の記録『だまされないために、わたしは経済を学んだ』

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読書の記録


だまされないために、わたしは経済を学んだ

村上龍, , 2004-04-08, ***--

スティグリッツという人の『経済学』によると、「経済学economicsにおいては、個人や企業、政府、またわれわれの社会にある他の組織がどのように選択choiceを行うか、またその選択が社会の資源の用い方をどのように決めているのか、について学ぶ」ということになります。
自分を偽って高いレベルに設定してしまうと、「これもダメだ。こんなのはダメだ」ということになって、結局自分が作品を書かないことを正当化する羽目になるのです。また、逆に低く設定してしまうと、作品はいくらでも書けますが、そこには規範というものがなく、小説の質は際限なく堕落します。