読書の記録『ライト、ついてますか―問題発見の人間学』

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読書の記録


ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ドナルド・C・ゴース, , 2012-03-07, ***--

問題は何なのか?とたずねる以前にあわてて解答を作り出そうとする、持って生まれた傾向に、歯止めをかけるべきである。
キミの問題理解をおじゃんにする原因を三つ考えられないうちは、キミはまだ問題を把握していない
「エキスパート」のコンサルタントはやめた方がよい。彼らはわれわれよりもっと、現状に適応してしまっている可能性がある。
通常の場合、言葉遊びは好ましくない解答よりは安上がりである。言葉遊びを使って、問題定義らしきものをたっぷり攻撃してみることは、値打ちがある。 1. 強調の置き場所を変えてみる。 2. 肯定を否定に、否定を肯定に変えてみる。 : (中略) 7. 「等」「以下同様」「ほか」などとあったら、そこにもう一つ実例をつけ加えてみる。 : 10. 言葉で書いてあるものを式であらわす。 11. 式を言葉であらわす。 :
もし人々の頭の中のライトがついているなら、ちょっと思い出させてやる方がごちゃごちゃいうより有効なのだ
利口な学生は試験を、出題者の目で「読む」。
ちょっと見たところと違って人々は、くれといったものを出してやるまでは何がほしかったか知らぬものである
人が問題について考えるとき、順応した事物は考慮から除外されやすい。「解答」が順応した要素を取り除いたとき、はじめてわれわれは飛び上がって驚く。