読書の記録『恋愛の格差』

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読書の記録


恋愛の格差

村上龍, , 2004-07-18, ***--

「普通」はもうないのだ。「普通」がないのだから、「普通の恋愛」や「普通の結婚」があるわけがない。
誰か友人に「頑張ってね」と言いそうになったとき、ちょっとそれを止めてみて、自分は具体的に何を望んでいるのかを考えてみたらどうだろうか。
それが退屈だと知らずに、平穏だと勘違いして、退屈な人生を生きている大勢の人たちがいる。最悪なのは、そういう人たちだろう。
だから本来は、好きなものが見つかった瞬間に人間は孤独になる。