読書の記録『ひきこもれ』

トップ > 読書 > 読書の記録『ひきこもれ』

読書の記録


ひきこもれ

吉本隆明, , 2012-08-13, ***--

世の中の職業の大部分は、ひきこもって仕事をするものや、一度はひきこもって技術や知識を身につけないと一人前になれない種類のものです。
自分の時間をこま切れにされていたら、人は何ものにもなることができません。
頭のいい人というのは、世の中にたくさんいます、そういう人と競り合わなければならなくなったとしても心配しなくていい。(中略)熟練した職業人になるには、少しゆるんでいて、いい加減なところがあって、でも持続力だけはある、というのがいいのです。 のんびりやろうが、普通にやろうが、急いでやろうが、とにかく10年という持続性があれば、かならず職業として成立します。面白くても面白くなくても、コツコツやる。必死で頑張らなくったっていいのです。(中略)気がついた時から、興味のあることに関して「手を動かす」ということをやっておく。