読書の記録『君の夢 僕の思考』

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君の夢 僕の思考

森博嗣, , 2004-03-28, *****

他人に干渉されたい、それが愛の定義ではありませんか?
「分からない!」なんて叫ぶのは人間だけ。これほど知的な鳴き声は、他にない。
孤独という自由を、人は恐れ、その価値を評価しないよう、真の意志の存在を忘れるよう、人は努力する。
あらゆる課題は、理想と現実、あるいは事実と理論の間のギャップにある。
人間は自分の生き様を見せること以外に、他人に教えることなど、何もないのだ。
優しいというのは、矛盾を許容できる、という意味だよ
面白いことって、結局は、馬鹿みたいじゃない?
「知らない」とは、倉庫の中にはまだ余裕がある、という意味であって、むしろ喜ばしい状況ではないか。自分が何を知らないかを認識していさえすれば良い。
嫌われたいというのは、干渉を望んでいるからで、好かれたい、と大差はない。
孤独は都会にある。だから都会が好きだ。