読書の記録『森博嗣のTOOLBOX』

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読書の記録


森博嗣のTOOLBOX

森博嗣, , 2006-01-10, ***--

普通は、目指すものがあって、そこへ到達するために道がある。しかし、よい道具を持つことは、人の視点を変える。
僕的には、デザインとアートは正反対に位置する存在であって、両者は鬩ぎ合いこそすれ、融合することはないものだと考えている。
問題はメディアではない、コンテンツなのである。価値は常にコンテンツにある。
無駄なものを自身の内に抱えることが成熟であり、豊かさであり、そして、そういった豊かさに追い込まれた人間が、きっと絶望の末に「なにか新しいことをしなければ」と発想するのだと思う。でなければ、豊かになる意味がないではないか。