読書の記録
MORI LOG ACADEMY 5 森博嗣, , 2012-10-03, こうするしかない、という局面が多いほど、貧しいといえる。自分は、こういう人間だから、こうしなければならない。これしか道はない、と思い込むことは、貧しさを引っ張り込んでいるようなものだと思う。 失敗かどうかの見極めが、一番苦しい場面だ。それを迷っているときは後ろを向いているが、失敗と決めた瞬間に、前を向ける。 気持ちの良い日に、好きなことをして、好きなものを作って、気持ちの良い空気を吸って、一息つくと、ああ、そういえば、十数年まえの今頃は、こんな真っ青な空を窓の外に見て、どうしてこんなくだらないじかんを過ごさねばならないのだろう、しかしこれが仕事というものか、と諦めかけていたな、と思い出す。 税金を無駄遣いされたくないのなら、政治家や公務員の給料をもっと高くして、合理的な仕事ができる才能を集めるべきではないのか。 いじめの問題などで、学校や教師が責任を問われるのが当たり前になった。当事者が責任追及をするのは当然だ。しかし、周囲(特にマスコミ)がそこに加勢したかのように参入するさまは、まさに「いじめ」ではないか。 議論をすべきでない、あるいは議論をすれば危険だ、という立場とは、なにかしら論理的な問題を抱えているか、解決できない矛盾があるか。説得できない曖昧な部分が存在する証拠ではないだろうか。それこそ、議論をすべきである。 バイオリズム=体力が23日、感情が28日、そして知性が33日で、絶好調・絶不調の間を周期的に揺れ動く。 |
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