読書の記録
アジャイルプロジェクト管理 アリスター・コーバーン, , 2004-09-18, つまりオブジェクト指向設計は、自動的に保守性を付与するのではない。保守性のための能力を供給するだけである。 無知の無は何かを発見する(WYDKYDK=What you don't know don't know) チームに「何枚かのホットケーキを焼くこと」(つまり初期システムを作成すること)を、最初のホットケーキは「食べない」(つまり評価しない)という保証をつけて要求した。 再利用可能なクラスの作成は、20年物のウィスキーを作るようなものだ。 小規模プロジェクトでは、とても優秀なメンバだけで作業することができる。しかし、メンバを増やさなければならなくなった途端に、最高のメンバだけで編成できる可能性が消滅する。このスキル面の現象をスキル希釈と呼ぶ。 リスク削減戦略カタログ 1.霧を晴らす 問題を十分に理解しなければ、正確な計画は立てられない。何か(ほとんどあらゆるもの)の納品を試みる。 2.早く定期的な納品 開発中にどのような問題に出会うか分からない。何かを早く納品し、理解していなかったことを発見する。 3.プロトタイプ 設計決定の方法が分からない。分離した解決策を構築し、それが実際に機能する方法を発見する。 4.縮図 この種のプロジェクトを行ったことがない。8~12週間の測定パイロットを行い、計画用の生産性データとスループットデータを収集する。 5.チーム編成:全体の多様化 サブシステム開発には多くのスキルを必要とするが、メンバには専門分野がある。複数の専門分野のメンバを集めた単独のチームを作成する。 6.生産性:ゴールドラッシュ 要求が安定するまで待っている時間がない。すぐに設計とプログラミングを始める。毎週要求を修正する。 7.担当:納品物ごとの担当者 多くのメンバが納品物に関与する場合もあれば、誰も関与しない場合もある。 全納品物に一人づつ担当者を割り当てる。 8.担当:機能担当者/コンポーネント担当者 コンポーネントごとにチームを組織すると、機能が適確に動作しない。全機能、全コンポーネントに担当者を決める。 9.割込:恒常的進捗 割込みのため、常にチームの進捗が妨げられる。何が起きても誰かが主要目的に向かって進んでいるようにする。 10.割込:タスクごとのチーム 大きな逸脱がチームに衝撃を与える。サブチームが逸脱を処理し、メインチームが目標に向かって進み続けるようにする。 11.割込:一人を犠牲にする 小さな逸脱がチームに衝撃を与える。一人だけが逸脱を処理する。 12.トレーニング:育成 専門家が初心者の教育にすべての時間を費やしている。全初心者に対し、一人の専門家を割り当て、残りの専門家がシステムを開発する。 |
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