読書の記録『SEの処世術』

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読書の記録


SEの処世術

岩脇一喜, , 2005-07-17, ***--

レゾンデートル raison d'etre - ある物が存在することの理由。存在価値。
システム開発の工程は、要件定義(システム化するユーザ要件の文書化)、基本設計(システム全体の設計)、詳細設計(プログラム単位の仕様作成)、プログラミング、テスト(単体テスト、統合テストなどいくつかの段階がある)、ユーザ検収(ユーザへの引渡し)などの段階に大別できるが、このすべてを独力でこなせるのが真のSEである。
とくに昨今の若者は何ごともマニュアル重視で、教わることに依存しすぎている。ミスを指摘すると、「マニュアルに書いてなかった」「誰も教えてくれなかった」と弁解する。能動的行動を放棄しているかのようだ。
自己管理能力とは、まずこういう悲劇の主人公的な考え方を捨て去ることから始まる。