Ruby

Ruby開発物語

2/26にメビック扇町(大阪)で行われたRubyの開発者、まつもとゆきひろ氏の講演のメモです。2015年に入ってからブログを書いていないので、どこに記録しておくか悩んだのですが、ひとまずここに。

細部が重要

どんな例を引き合いに出されて語ったのか忘れました…。「神は細部に宿る」とも言われるように、何か新しいものを作るときには、ディテールこそが大事なのに、ついついそこを飛ばしたり、いい加減なままにしがちです。10年もプログラマをやっているのに、何一つ他人に自慢できるコードが書けていないのは、細部に至る前に止めてしまうことが多いからのような気がします。飽き性だから、と言い訳しても仕方がなく、少なくとも自分自身が「完成だ」と思えるレベルまで細部を詰められるような仕組み(時間の管理術)を今年こそは持ちたいところです。

動かないアイデアに価値はない

アイデア自慢して大風呂敷を広げるのも、それはそれで楽しいことではありますが。所詮そこまで、でもあります。失敗を恐れず真っ直ぐにそのアイデアを具現化するための努力をし、批判を恐れずに世の中に出してみる。そしてもし上手くいったら得られるもの、は、小さな飲み会や会議の席で自己満足に浸るよりも遥かに大きいでしょうね。そういえば、今年の抱負は「とにかく作る!」です。

必要性が自明になってからでは遅い

Rubyのテキスト処理やネットワーク関連の機能は、当初からまったく必要性がなかったものではありませんが、ウェブ(HTML,CSS...)というテキストベースの仕組みが爆発的に大きな位置を占めるに至って、その強みを発揮できるようになってきています。ウェブが大きくなってから(=必要性が自明になってから)、Rubyを作っていたのでは間に合わず、今のような地位にいることは出来なかったのではないでしょうか。未来を予測しながらアイデアを練るべきです。

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