vncserver - リモートデスクトップ

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2012-02-13, vncserver

/tips/linux/vncserver リモートからデスクトップに接続するためのサーバです。

**設定 Fedoraの場合、vnc-serverパッケージは初期状態でインストールされているようです(意外と基本?)。まずは、接続したいユーザでパスワードを設定します。 :$ vncpasswd :(パスワードを設定します)

続いて、設定ファイルに接続情報を追加します。番号は適当です(0は使用できないようです)。複数登録したい場合は、「1:aaa 2:bbb」といった具合にVNCSERVERSの値をスペースで並べて記述します。 {strong:/etc/sysconfig/vncserver} : :VNCSERVERS="1:{strong:username}" :VNCSERVERARGS[1]="-geometry 1024x768 -nohttpd"

設定が終わったら、サーバを起動します。自動起動させたい場合は、chkconfigの設定も行って下さい(2行目)。 :# service vncserver start :# chkconfig vncserver on

上記設定例の場合、TCP5901番ポートでサーバが起動します。ファイアウォール等の設定をしている場合、適切に設定を変更して下さい(どこからでもアクセス可能にするのは、当然、非常に危険です)。

>VNCサーバは、終了時にも設定ファイルを参照するため、サーバの起動中に設定を書き換えると、終了処理を正常に行えなくなることがあります。設定を書き換える場合、(面倒ですが)先にサーバを停止し、書き換え後、起動するようにします。

初回起動時に各ユーザのホームにXの起動スクリプトが生成されます。初期状態だとかなり味気ない画面になるので、以下のようにスクリプトを修正し、GNOMEが立ち上がるようにします。GTK_IM_MODULE変数を設定すると、日本語入力が可能になります(Ctrl+SpaceでON/OFFを切り替えます)。 {strong:$USER_HOME/.vnc/xstartup} :# xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & :# twm & :export GTK_IM_MODULE=scim-bridge :exec gnome-session &

**補足:VNC Viewerのインストール サーバに接続するには、VNCViewerと呼ばれるプログラムが必要です。Windowsの場合、下記からインストーラをダウンロードすることができます。 -{link:http://www.realvnc.com/}

起動後すぐに現れる接続ダイアログに「サーバ名:番号(またはTCPポート番号)」を入力し、さらにパスワードを入力すれば、接続完了です。

${image:pic0.png}

**参考 -{link:http://super32x.com/computer/linux/1062}

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