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2015-11-05, sakura mysql

さくらのオブジェクトストレージでMySQLバックアップ

さくらのクラウドで新しいBUCKETを作成します。ACCESS KEY IDとSECRET ACCESS KEYをメモしておいてください。

s3cmdをインストール、設定します。AWS用の質問もあるので、先述のIDとKEY以外は適当で構いません。

# yum -y install s3cmd
# s3cmd --version # 1.6.0
# s3cmd --configure

生成されたコンフィグファイルを修正します。

.s3cfg
host_base = b.sakurastorage.jp
host_bucket = %(bucket)s.b.sakurastorage.jp
signature_v2 = True

(signature_v2をここで設定する代わりに「--signature-v2」オプションを付けて対応することもできます)

接続をテストします。bucket_nameは実際に作成した名前に適宜置き換えてください。

# s3cmd du s3://bucket-name

MySQLのデータディレクトリをそっくり転送する例です。recursiveオプションが便利ですが、末尾のスラッシュの有無で動作が変わりますので注意して下さい(下記例ではmysqlというディレクトリがストレージ側に作成されます。)。

# service mysqld stop
# sudo s3cmd put --recursive /var/lib/mysql s3://bucket-name
# service mysqld start

デフォルトでは大きなファイルは15MBずつに区切られて転送されます。サイズを変更したい場合は以下のオプションを指定します。

--multipart-chunk-size-mb=SIZE

リストアも簡単です。既にデータが存在する場合は「--force」オプションで上書き指定も可能です。

# s3cmd get --recursive s3://bucket-name/mysql /var/lib/

さくらのクラウド内のサーバだとやはり快速です。5GBほどのデータで試しましたが、リストア時に80MB/sを超える速度が出て1分程度で転送を完了してしまいました。

参考URL

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